日清ラ王3食入りパッケージに学ぶ、お客様のニーズを叶える新商品開発事例
新商品開発において、重要なことは何だろう?
おいしさ?使いやすさ?他社にはない特徴?
・・・いえいえ、もっと単純に、お客さんのニーズかも。
普通の袋めんって
5食入りが多いですよね。
それが今までの当たり前です。
ところが!
日清ラ王のパッケージに
3食入りが登場です!
アインシュタイン・稲田さん曰く
「袋めんの5食入りは
3人に1人が多いと思っている」
というお客様のニーズが繁栄されたもの。
それにしても
広瀬アリスさんの顔芸に笑ってしまう(笑)
そう、世の中には
「入り数が多いなー」
と思っている人もいるし
今は、物価高の影響もありまして
「1回の購入費用が高いなー」
と思っている人も9割いるそうです。
※日清食品調べ
https://www.rao.jp/product/
単純に
5食入りパッケージの価格より
3食入りパッケージの価格は安くなる!
※1食あたりの費用は
その都度、自分自身で計算してみてね。
このCMの最後方で
「厳選素材でさらにおいしくなりました」
と言っているのでが
それはCMのほんの一部分だけ。
CMの大半は
「3食入りで買いやすい」
とアピールしているのです。
こんな風に、
パッケージの入り数を変えるだけで
新商品開発につながることがありますよね!
パケマツ事例では
日本農産「甘熟れんこん」パッケージ!
もともと、無地で
約400g入りだったのですが
「多すぎるんじゃない?」
ということで
使い切りイサイズの250g入りに変更。
おかげで店頭で
「明らかに小さいパッケージのれんこん」
となって目立って、よく売れる!
人気がでたので
今度は大きいサイズを作るという
逆転現象もおきました。
他にも
もともとは
基本サイズ10入で
お土産物屋さんで販売していた
市岡製菓さんの「芋きんつば」
これを3入りにしたら
スーパーに受け入れてもらえた!
入り数を変えることで
売り場を広げることができた。
菅藤養鶏場さんの
たまごパッケージ!
「10個入りじゃ多いよ」
って人には
6個入りを用意しております。
こんな風に
パッケージの入り数を変えるだけで
新商品開発につながりますね!
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。