徳島県中小企業家同友会新聞に掲載されました！

全文掲載！

今回は、株式会社パッケージ松浦　松浦　陽司氏にお聞きしました。

□　経営指針との出会いを教えてください。

２００４年に「経営指針をつくる会」に参加しました。当時は「理念」という言葉もいまいちピンと来ておりませんでした。しかし、同友会でも成功している人を見ると、殆どの方が「理念」を持ち、「経営指針」を作り活動していました。私も成功者に一歩でも近づけるのではないかと思い、参加させて頂いたのが「経営指針」との出会いです。

□　経営指針を作って変化したことはありますか？(自分自身、もしくは社内での変化)

経営指針を作るときに、㈱ＴＥＣ予備校の古田校長がアドバイザーになってくれたのですが、これが私の意識を劇的に変えることになりました。「すぐに捨てられるパッケージを作ることは、ゴミを作ること」と信じ、誇りも持てずに働いていた私に、「パッケージ松浦は、商品の服を作っているんだね」と、衝撃的なアドバイスをくれました。　私の仕事観はここから変わったのです。「そうだ！人が服を着ないと外出できないように、商品もパッケージしないと物流できないし、消費者に届くこともない。そういった意味では、パッケージのお仕事は、日本の物流を支えているのだ！人とモノ、人と人との出会いをプロデュースしているのだ！」そう思うようになりました。今では誇りを持って仕事しています。古田校長、有り難うございます。

□　社内で浸透させるために、どのようなことを実践しましたか？

毎日の朝礼で、まず自らが理念に基づいた発言をします。また、社員さんが１分間スピーチをするのですが、感想を返すときには、やはり理念に基づいた感想を話します。今では社員さんから「これは人事理念に当てはめると…」と言ってくれることもあり、非常に嬉しく思います。判断に困った時は理念に基づいて考えると、判断基準がぶれないので、これを全社員でできるようになりたいです。

□　　現在の経営指針の課題があれば教えてください。

●ビジョン…会社がどこに向かっていくのかを、社員さんに目に見えるような形にしないといけません。

しかし、なかなか私自身が明確になっておおりません。

●５Ｗ２Ｈ…行動を具体的に落とし込むのが弱いところです。

●欲張りな行動目標…私自身が非常に欲張りなもので、経営指針は行動目標が非常に多くなっております。

社員さんがアップアップしています。　

□　　課題を解決するためにどうすれば良いと思いますか？

まずは、私がビジョンを明確にすること。そして、その上で全員参画経営を行い、社員さんから５Ｗ２Ｈの計画を柱に行

動目標を決めてもらうことです。そのためには、自律的社員さんになってもらうための教育が必要です。もちろん共育な

ので、私も共に育っていきたいと思います。