【圧倒的ストーリー力で3倍以上の高値で即完売!そのブランド米の名は、、、「めがね米」?】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
最近、意識的に自社事例ばっかり公開していたのですが、
たまには他社事例紹介しないと、インプットが増えないな~と感じてます。
・・・という訳で、今日は他社事例紹介。
「お米」というと、
「食べてくれたら分かる!旨い」とか
「品種にこだわってます」とかいうお米が多いですね。
「徳島県産こしひかり」とか
「秋田県産あきたこまち」とかですね。
でも、このお米は業界を覆してます!
2016年に販売開始され、あっという間に限定1500セットが売り切れたお米!
それが「めがね米」!
えー!
「めがね米」?!
一体、どういうこと?!
ちなみに、「めがね米三兄弟」としてセット販売されていました。
左から長男のウェリントンめがね、
真ん中が次男のボストンめがね、
右が三男のラウンドめがね、
・・・ってそんな豆知識より、なぜ「めがね米」か知りたいですよね(笑)
「めがねの聖地」とも言われる福井県鯖江市。
メガネフレーム国内生産9割を占めるというめがねの大生産地!
そこで生産されたお米であり、
ここからが最大のポイントです!
「めがねをかけた人たちだけで育てられた」ということなんです!
生産農家もめがね、
精米業者もめがね、
販売者もめがね、
全員、めがねをかけている。
「めがねをかけている人は真面目だ、そんな真面目な人たちが手塩にかけて育てたお米なんだから間違いない」というお米です(笑)
「ありえなーい!」
「味のこと、関係ないんかーい!」
そう叫びたくなるお米(笑)
でも気になりますよね。
普通に売ったら「福井県産コシヒカリ」なんです。
でも、それじゃー、あまりに普通。
・・・というか、「徳島県産コシヒカリ」となにも差を感じません。
「めがね米3兄弟」として販売することで
2合×3袋セットとして1500円(税込)で販売されても即完売なんです。
2合で500円。
1合250円。。。
・・・これって、相当な高値ですよ。
普通、1kg400~500円ですからね。
1合(約150g)に直すと75円とかですよ。
でも、このパッケージを見たら、
「めがね米」というネーミングやストーリーを感じたら!
あんまり関係ないですよね。
すばらしいストーリーの付け方だと思います。
本日のお話は私のブランドお姉さん!
ファーストデコの扇野睦巳さんのFacebook記事から教えていただきました!
ありがとうございます。
http://firstdeco.co.jp/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。