<「辞めた奴が悪い」って言ってる経営者には耳の痛い話>
2018年5月19日(金)
徳島県中小企業家同友会の例会に参加しておりました!
徳島の絶好調企業!
高橋ふとん店の高橋武良社長の発表です!
「社員と共に会社を成長させる」
~人を生かす経営の実践~
高橋ふとん店は出店や拡大をどんどんしていきました。
その最中に悩みにぶつかります。
「売上が上がるけど、上がれば上がるほど仕事が増えて、体が大変になっていく」
「このままじゃ、どこかで体を悪くしてしまう??」
だから「人を採用しよう」ってことになるんだけど、
全然、いい人が来てくれない。
「でも、しょうがない。これは田舎の布団屋だから」と高橋社長は思っていたそうです。
そんな時に、同友会で聞いた言葉
「花には蝶がやってくる、うんこにはハエがやってくる」
「いい人が来てくれないのは、あなたがうんこだからだ」
この言葉に「うーん、まさにそうだ!」と感銘した高橋社長は「花にならないと」と決意します。
ちなみにグザっと来た「経営者の言い訳」話。
社員さんが辞めた時にこんな言い訳をする人が多い。
新卒の場合は「辞めた奴が悪い」
中途の場合は「どうせまた次の会社も辞めるわ」
でもちょっと考えてみると
新卒は何社も会社を見て入ってくる。
「辞めた奴が悪い」と考えるのは無理がある。
中途だって同じ。
じゃあ、やっぱり会社が、経営者が変わらないといけない。
理念、つまり「会社として大事にすることを決めて、大事にし続ける」を明確にして経営しないと。
そこから高橋ふとん店の経営が変わっていったそうです。
実際に高橋ふとん店でやっている会議のアイスブレイクやワークなどをやりながら
とっても楽しい例会でした!
高橋社長、ありがとうございます。
まとめ
①何のための共育かという目的目標を明確にすることが重要
②教育だけ独立して考えるのではなく三位一体経営の中で、他の施策と連動させていく
③伝わらないのを前提として、どう伝えていくかを考える
④即効性にこだわらず、微力を積み重ね、少しずつ前進していく
⑤共育を通じて理念の浸透を図り社風を企業文化へと高めていく
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。