【ねえ、お父さん?なぜ、観光地で包丁を売っているの?】
<ねえ、お父さん?なぜ、観光地で包丁を売っているの?>
これは小学5年生の娘の凛の
旅行先の観光地で、お土産物屋さんで売っているものへの疑問です。
確かに、よく金物って売ってますよね。
「よく切れますよー」
「包丁、ご家庭にいかがですか?
<場所と顧客にあったモノと価格を選ぶ>
これって、ボクも疑問に思っていて
そもそも観光地に来るってことは旅行者。
重たい金物は持ちたくないのです。
・・・というか、
「包丁かうぞー」なんて思ってきている人は一人もいないのです。
例えば、100円のおにぎり。
中華料理屋さんの出口で、お腹いっぱいの人に売ろうとしても、30円でも売れない。
富士山の山頂で、めっちゃ腹が減っている人には、500円でも売れるかも知れない。
<売りたいモノを売るな!顧客の欲しがるモノを売れ!>
話は観光地に戻して、
夏のある日、観光地をいっぱい歩いたんですよ。
汗もかいてます。
喉も乾いてます。
その時に「包丁、よく切れますよ」と言われても
何にも響かないし
「なんでやねん」という思いにすら繋がります。
凛がぽつりと言いました。
「お茶やポカリなら買うのに」
そう、ここに真理がある!
自分たちが売りたいモノを売るんじゃなくって、
顧客が欲しがるモノを売らないといけないですね。
そうしたら、もっと売れるのに。
※画像はイメージです。
カテゴリー | 日常ブログ
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。