【考えるな!感じろ! パッケージを平面で捉えるな!立体で捉えよ!】
パッケージを開発するときの注意事項があります。
それは「パッケージを平面で捉えるな!立体で捉えよ!」ってこと。
日高食品さんの商品
「出汁上手 巧」
こちらのシール開発時のお話を解説させて頂きます。
ご覧の通り
プラ容器にシールを貼ったようなパッケージになっております。
実はこのような「容器」に貼るときは要注意です!
シールを普通に作ってはいけないのです。
シールだけを見てみると、こんな感じです。
そうなんです。
ちょっぴり、扇形になってますよね。
プラ容器の側面が角度が付いてるし、曲がっているので、
それに沿った形状にしないといけないんです。
普通に真四角のシールなどを作ると
これが奇麗に貼れない、おかしな仕上がりになるのは明白ですね。
ちなみに、この扇具合をどのように算出しているかというと。
基本は手作業なんです。
「もうちょい斜めに」
「あっ、角度付き過ぎた」
微修正を繰り返します。
容器や瓶によって、角度も曲がり具合も違うので
1個1個算出する必要があるんですねー。
今日はちょっとテクニカルな話になりましたが、
容器に貼るシールを作るときの注意事項!
「パッケージを平面で捉えるな!立体で捉えよ!」
というお話でした。
※ちなみに、こちらの日高食品工業さんの「出汁上手 巧」は超限定生産だったために
オンラインショップなどでも販売はされていないようです。
でも、他の商品は目白押し!
ぜひ、一度、チェックしてみてくださいね♪
<日高食品工業 株式会社>
https://www.hidaka-foods.co.jp/
〒671-0254兵庫県姫路市花田町勅旨30番地の1
TEL:079-251-1152
<本日のおすすめパケTube>
にでも売るな!ターゲットに売れ!~日高食品工業さん商品2事例~
「大人も、子供も、老人も、誰にでも売りたいんです!」
という要望を頂きます。
・・・が考えて見てください。
世の中の売れている商品って、
誰にでも売っていますか?
発毛剤「リアップ」
子供たちに関係ないっすよね(笑)
絞り込んだターゲットに、
響くようにネーミングやパッケージを開発しましょう。
日高食品工業さんの商品2事例で解説していきます!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。