「お土産だけでも、瀬戸内7県を旅してほしい。」旅色サブレ誕生物語 ~せとうちおみやげグランプリ2026 特別賞受賞まで~
香川県高松市に本店を構える菓子工房ルーヴは、1978年創業の洋菓子店です。
地元・香川の素材を活かしたお菓子づくりを大切にしながら、新しい発想の商品開発にも積極的に挑戦。
「おいしい」だけではなく、「贈りたくなる」「旅の思い出になる」お菓子づくりで、多くのファンに愛されています。
今回は、香川県高松市に本店を構える洋菓子店「ルーヴ」の野崎幸三社長にお話を伺いました。
「お土産だけでも、瀬戸内7県を旅してほしい。」
そんな想いから生まれた「瀬戸内名産物語 旅色サブレ」。
2026年、せとうちおみやげグランプリで特別賞を受賞した、この商品の誕生秘話を語っていただきました。

松浦陽司(以下、松浦)
まずは改めまして、
せとうちおみやげグランプリ2026 特別賞受賞、おめでとうございます!
まず最初に、今回チャレンジしようと思われたきっかけを教えてください。
野崎幸三社長(以下、野崎)
ありがとうございます。
私たちは高松市内に4店舗あります。
もちろん地元のお客様も大切ですが、
もっともっと観光で高松へ来られた方や、
高松から県外へ帰られる方にも、
ルーヴのお菓子を召し上がっていただきたい。
そんな思いが以前からありました。
さらに今回は、
中国地方へ初めて商品を展開できるチャンスでもありました。
実はうちは昔からコンテストが好きなんです(笑)。
挑戦することで会社全体が盛り上がる。
そんな社風もあって、
「せとうちおみやげグランプリ」にチャレンジすることを決めました。

松浦
なるほど、そういう経緯だったんですね。
ところで今回、パケマツにご依頼いただいた理由は何だったのでしょうか?
野崎
実は以前から松浦さんのメルマガを読んでいました。
「面白い会社だな。」
ずっとそう思っていたんです。
メルマガがきっかけでオンラインセミナーにも参加して、
「これは面白い!」
と感激しました。
そして、
「せとうちおみやげグランプリは、パケマツさんと一緒にチャレンジしよう。」
そう決意しました。
普通なら、
商品が完成してから
「パッケージをデザインしてください。」
となるんですが、
今回は違うやり方をしてみようと思いました。
商品コンセプトから考えてもらったら、
どんな商品になるんだろう。
そんな期待がありました。

松浦
ありがとうございます。
パケマツとしても
「商品コンセプトから考えてください。」
というご依頼は決して多くありません。
ボクも桑原も、
「これは面白い商品になる!」
と気合が入りました。
そこで、ご提案させていただいたのが、
「お土産だけでも、瀬戸内7県を旅してほしい。」
というコンセプトです。
瀬戸内7県、それぞれの素材を使ったサブレを詰め合わせ、
箱を開けた瞬間から、
瀬戸内7県を旅している気分になれる商品をご提案させていただきました。

野崎
最初に企画を見た時、
「いやー、面白い!」
と思いました。
正直、私たちだけでは思いつかなかった企画です。
「お土産だけでも瀬戸内7県を旅する。」
このコンセプトは本当に新鮮でした。
ただ……
作る側としては大変でした(笑)。
7種類のサブレを一つの商品に詰め合わせる。
製造も管理も、
今までにない手間がかかります。
でも、
「もしこれが大ヒットしたら。」
そう思うと、
思い切ってそのコンセプトでチャレンジしようという気持ちになりました。

松浦
パッケージの形状も特殊でした。
スライドさせるたびに、
瀬戸内各県の駅名や、
その県を代表する素材が次々に現れる仕掛けになっています。
パッケージ開発を進める中で、
印象に残っていることはありますか?

野崎
一貫して、
「ユニークだな。」
と思いました。
せとうちおみやげグランプリのプレゼンでは、
巨大なパッケージ(ビッグダミー)まで作ってくれましたよね。
あれはインパクトがありました。
「あ、これでいけた。」
そんな手応えがありました。
結果は特別賞。
もちろんグランプリを目指していたので悔しさもありましたが、
今でも挑戦して本当に良かったと思っています。

松浦
ありがとうございます。
最後に、これから「旅色サブレ」をどんな商品に育てていきたいですか?
野崎
現在はJRの駅で販売していますが、
2027年以降はサービスエリアや空港など、
もっと多くの方に手に取っていただける場所へ広げていきたいと思っています。
旅色サブレを通じて、
瀬戸内の魅力をもっともっと多くの方に知っていただきたいですね。
瀬戸内を代表する銘菓に育てていきたいですね。
松浦
旅色サブレはきっと、瀬戸内を旅するみなさんに愛される商品になります!
野崎社長、本日はありがとうございました。

編集後記
「もっと観光のお客様に、ルーヴのお菓子を届けたい。」
野崎社長のこの言葉が、とても印象に残りました。
旅色サブレは、
単なる7種類のサブレではありません。
「お土産だけでも、瀬戸内7県を旅してほしい。」
そんな想いから生まれた、新しい瀬戸内の土産です。

2026年7月1日より、
岡山駅、倉敷駅、福山駅、尾道駅、広島駅、新山口駅、徳山駅、高松駅、松山駅、高知駅、徳島駅の各駅構内16店舗と、3つのECサイトで販売されています。
岡山駅ナカお土産ネットショップ
https://jrsn-okayama.jp/
おみやげ街道広島 WESTERモール店
https://wester-mall.westjr.co.jp/home
四国キヨスク 株式会社Yahoo!ショッピング!
https://store.shopping.yahoo.co.jp/s-kiosk/

ぜひ瀬戸内へお越しの際は、
「瀬戸内名産物語 旅色サブレ」とともに、
瀬戸内7県を巡る旅気分を、楽しんでみてください!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。








