【1粒30円のイチゴを1000円で売る方法 商品価格設定とパッケージの関係】
1月4日になって、明日から新年最初の仕事開始です!
ボクが今日見た夢は、仕事に関するコトでした。
夢の中まで仕事してるなんてエラいなー(笑)
さて、今日は「商品の価格設定」についてのブログを書こうかと思います。
パッケージデザイン前の事前マーケティングで確認するのは?
1 誰に
2 何を
3 どのように
4 どこで
5 何円で
例えば同じイチゴでも、まったくパッケージの様相が変わります。
1 誰に・・・主婦に
2 何を・・・イチゴ
3 どのように・・・安さで
4 どこで・・・スーパーで
5 何円で・・・10粒300円
こうなってくると、パッケージは適当でいいんですよね。
よくあるフードパックって、透明のペコペコパッケージに入れておけば大丈夫です。
1粒30円くらいかな。
ここで「じゃあ、1粒1000円で売れないか?」と考えてみる。
うーん、なかなかのチャレンジ価格ですね。
絶対に主婦が1粒1000円で買うわけないですから。
1 誰に・・・裕福層
2 何を・・・イチゴ
3 どのように・・・送ったら自慢できる
4 どこで・・・高級百貨店
5 何円で・・・1粒1000円
そうするとパッケージがこうなった!
まるでダイヤモンドのように飾られたイチゴ!
そう、「イチゴ一粒を、1カラットの宝石に」とう思いで開発された商品だそうです。
そして、宝石を飾るかのようなパッケージに変貌!
実際に、高級百貨店で1粒1000円で売られることで、一気にブランド化したそうです。
ここでもし、ペコペコのフードパックを使っていたら???
そりゃ、1粒1000円になんてなるわけがないですねー。
ちゃんと「他のイチゴとどう違うのか?」をはっきり価格でもパッケージでも売り場でもお客様にしっかりと示すことが必要ですね!
本日のミガキイチゴの記事は、GRAさんの商品を参考に書かせて頂きました!
ありがとうございます。
http://www.gra-inc.jp/index.html
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。