自分たちの名前を冠した、自分たちの商品を生み出したい。思いを語る。

那賀川水系の中州に位置する「ふじおか牧場」。代々続くこの牧場で育まれた肉牛は、井戸から汲み上げた美味しい那賀川の伏流水を飲んで育つ。「ふじおか牛」と名付けられたブランド牛と、小松島・和田島産のちりめんを使ったしぐれ煮は、ただのしぐれ煮ではない。「藤岡さんのしぐれ煮」なのだ。自分たちの商品を生み出したいという思いを、有限会社ミートショップふじおかの藤岡哲社長（以下、敬称略）にお話を伺ってきました。（取材日：2018年10月25日）

松浦

藤岡さんと一緒にやった商品といえば、
一番最初はこの「ハッピーパーティーミート」でしたよね？

藤岡

そうですね。誕生日だけでなく、父の日や母の日でも使っていただけるように
「ハッピーパーティーミート」というネーミングにしたとことがポイントですね。

松浦

お肉が入っているとは思わないような見た目。
「ケーキが入ってるんでしょ？」と思わせておいて、開けたらお肉！
みたいな感じで、お肉が大好きなお父さんが喜ぶという仕掛けですね。
やっぱり父の日に出ることが多いのですか？

藤岡

いや、一年を通して売れますね。
もちろん当初の狙いであったお誕生日にも出ますし。

松浦

それは良かったです！
このパッケージについては、時々セミナーの鉄板ネタで使わせてもらってます。

そして、今回はしぐれ煮ということで、昨年からご相談をいただいておりましたね。
ブック型や他にも様々な形状でご提案させていただきました。

藤岡

そうですね。３～４パターンくらいご提案いただきました。
サンプルをいただいて、いろんな方にお話を伺ってきました。
僕はブック型がいいかなーと思ったのですが、一番万人受けするこの形に落ち着きました。

松浦

ちなみに藤岡さんのところでデザインを盛り込んだパッケージって他にないですよね？

藤岡

ないですね。そもそも加工品自体が少ないので。
多少、自分たちでデザインしたシールがあるくらいですね。

松浦

そういう意味では難しい質問かもしれませんが、
他のパッケージ屋と比較して一番異なる点ってどんなところですか？

藤岡

中身を見えるようにする？とか、側面をくり抜いてみる？とか、
様々な提案があって、さらにそういう細かい話を聞いてくれるところですかね。

松浦

そういう意味でいえば、今回は太田がメインで担当させていただきました。
対応はいかがでしたでしょうか？

藤岡

松浦社長より良かったです（笑）

松浦

（笑）

ちなみにしぐれ煮はこれから売り出しという感じですか？

藤岡

そうですね。まだまだきちんとした生産ラインが無くて、今は妻一人なもんで。
今は妻本人が商品開発をしていますが、生産ラインが整って、うまくいけば、
常温保存の商品も作れるかな、という話です。

藤岡

今回のしぐれ煮のシリーズで椎茸を入れたものを何度か作って試してみましたが、
まだまだ完成に至っていないですね。

松浦

ちなみに今後こんなことがしたい、という構想はありますか？

藤岡

現在いくつか商品があるのですが、
今後生産ラインが整い、売り出していこうという形が固まったら、
商品開発をしていこうと思っています。今はテスト段階ですね。

松浦

ちなみにイートインというお話もあるようですが？

藤岡

まぁだいぶ前から言うてるんですがね（笑）
今やコンビニはほとんどイートインじゃないですか。
うちの近所は食べるところが少ないですしね。

松浦

夢は膨らみますね。
ちなみに今後、商品展開をしていくとなった際に、
藤岡さんがパッケージ松浦に望むことって何ですか？

藤岡

また、こんな感じで何でも言うてください（笑）

松浦

業界にないアイデアの提案ですね（笑）

藤岡

しぐれ煮ってどこにでもある商品なんですよね。
その中でも、「うちのしぐれ煮」を作りたかったんですよ。
うちだからこそ出来るオリジナルのしぐれ煮をね。

松浦

今回はそういう意味でも藤岡さんの商品が出来て良かったです。
ありがとうございました。

ミートショップふじおか　「ふじおか牛のしぐれ煮」他

住所

徳島県阿南市那賀川町島尻521-1

TEL

0885-37-2065

FAX

0885-37-2066

URL

http://www.2983.net/