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2026年07月3日

豆腐業界に学ぶ。「何を売るか」ではなく、「どんな価値を提供するか」

2026年6月20日(土)
東京・上野で開催された全国豆腐連合会のイベントに参加してきました。

テーマは、

「どうなる日本経済、どうする豆腐業界!?」

物価高、円安、人手不足、中東情勢など、
激しく変化する日本経済の中で、
豆腐業界はこれからどう生き残っていくのか。

一見すると、
豆腐業界だけの話のように思えますが、
実際には食品業界全体、
そして、パッケージ業界にも共通する学びが数多くありました。

「安い」が当たり前になってしまった商品

印象的だったのは、
豆腐は食品全体と比べても
価格が上がりにくい商品だということです。

原材料費やエネルギー価格、
人件費は上がり続けているにもかかわらず、
「豆腐は安くて当たり前」というイメージが強く、
なかなか価格転嫁ができない。

これは豆腐だけではありません。

お菓子、お土産、麺類など、
多くの食品でも同じような課題があります。

だからこそ、「安く売る」ことではなく、
「価値を伝えて選ばれる」ことが、
これまで以上に重要になっているのだと感じました。

豆腐の価値は、おいしさだけではない

今回、一番印象に残った質疑応答があります。

「豆腐の付加価値をどう上げるか」

豆腐の価値と聞けば、

・おいしい
・健康的
・ヘルシー

といったことを思い浮かべます。

ところが、それだけではないという話がありました。

以前は当たり前だった
300g一丁の豆腐が売れにくくなり、
今では80g×3パックや
70g×4パックなど、
小分けタイプが伸びているそうです。

パッケージが変わったことで
消費者が感じる「価値」が変わったのです。

小分けパックパッケージで言えば、

・食べきりサイズで無駄がない
・買い置きしやすい
・容器のまま食べられる
・食器を洗わなくていい

こうした利便性も、立派な付加価値です。

豆腐そのものは変わっていなくても、
提供する価値が変われば、
お客様に選ばれる理由になる。

パッケージを変えれば
売上も変わりますよね!

商品そのものを変えなくても、

・小分けにする
・保存しやすくする
・持ち運びやすくする
・開けやすくする
・用途をわかりやすくする

そんなパッケージの工夫によって、
お客様が感じる価値は大きく変わります。

パッケージは商品を包むだけではなく、
価値を伝えたり
価値を変えたりする機能があります。

商品そのものは変わらなくても、
お客様が求める価値は時代とともに
変わっていきますね。

だからこそ、

「何を売るか」

ではなく、

「どんな価値を提供するか」

を考え続けなければなりません。

これは豆腐業界だけでなく、
すべての業界に共通するテーマだと思います。

今回も多くの学びと気づきをいただきました。

共に学んでくださった
豆腐業界の皆さま、本当にありがとうございました。

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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