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HOME > BLOG > パッケージマーケティング > 【古典落語「まんじゅうこわい」と「温泉まんじゅう」がコラボしたらパッケージはどうなるか?】
2016年07月29日

【古典落語「まんじゅうこわい」と「温泉まんじゅう」がコラボしたらパッケージはどうなるか?】

おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日は松山~徳島の高速バスの中からブログをお届けします。

古典落語の「まんじゅうこわい」ってご存知ですか?
簡単にはこんな感じですね。

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暇をもてあました街の者が数名集まり、それぞれ嫌いなもの、怖いものを言いあっていく。その中にひとり、「世の中に怖いものなどあるものか」とうそぶく男がいる。他の男が「本当に怖いものはないのか」と聞くと、うそぶいていた男はしぶしぶ「本当はある」と白状する。男は小声で「まんじゅう」とつぶやく。男はその後、自分の長屋へ帰って寝てしまう。

残った男たちは「あいつは気に食わない」と、金を出し合い、まんじゅうをたくさん買いこんで男の寝ている部屋へどんどん投げ込む。目覚めた男は声を上げ、ひどく狼狽してみせながらも、「うますぎて、怖い」などと言ってまんじゅうを全部食べてしまう。一部始終をのぞいて見ていた男たちは、男にだまされていたことに気付く。怒った男たちが男をなじり、「お前が本当に怖いものは何だ!」と聞くと、「このへんで、濃いお茶が一杯怖い」。

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うそぶく男のしたたかさ、他の男たちの浅はかさが、皮肉に笑えます。
さてさて、このストーリーを商品開発に活かしたらどうなるか?

奥津温泉 米屋倶楽部の池田誠さんと一緒にやったお仕事紹介です。
「なにか面白い温泉まんじゅうはできないか?」

そう、単に
「奥津温泉 温泉まんじゅう」
「奥津温泉に行ってきました」
なんてパッケージじゃ面白くない!
普通ですよね~。

そこでこの「まんじゅうこわい」の古典落語と掛け合わせました!

manjuu

これによって一般的な温泉まんじゅうと異なる価値を生みます。

「なんとなく教養がありそう」
「まんじゅうこわいが話のネタになる」

manjuu02

裏面にはこの落語を知らない人のために念の為にストーリも添えております。
旅行中に、子供に読み聞かせできて絵本がわりにするものいいですね~。
うん、凛にも読んであげよう!

こちらの商品は

奥津温泉 米屋倶楽部
http://www.komeyaclub-okutsu.jp/

ゆばらの宿 米屋
http://www.komeya.co.jp/

などで販売しております~。
もし宿泊して、見かけることがあったら、お土産にいかがですか?

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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