【ある日、孫が叫んだ!「おばあちゃんの焼肉のタレじゃないと嫌じゃ!」このコメントから生まれた】
【ある日、孫が叫んだ!「おばあちゃんの焼肉のタレじゃないと嫌じゃ!」このコメントから生まれたパッケージ】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
ある日、こんな商品のリニューアル依頼が入りました。
「わかめ入り 焼肉のたれ」
ご相談を頂いたのは北灘婦人会の会長である松本隆子おばあちゃん!
さっそく、打ち合わせに行ってまいりました!
すると出てきた、たくさんの特徴!
特に私が気になったのがこの2点
●おばあちゃん達の手づくり!愛情いっぱい!
(レシピは松本隆子おばあちゃん)
●鳴門わかめの茎入りで栄養たっぷり
でも、残念ながら青いパッケージでは表現できてなかったんです。
さらに話を聴いているときに、私がぴんと来た松本隆子おばあちゃんの言葉がこちら!
「うちの孫は“おばあちゃんの焼肉のタレじゃないと嫌じゃ”っていうんよ」
タレ自体の特徴と、たか子おばあちゃんの言葉を受けて!
生まれ変わったのがこちら!
「今夜は焼肉じゃ」
まず、ネーミングがまるっきり変わりました(笑)
「今夜」と絞り込んでいるのがいいでしょう!
更には「タレ」とも大きくは書いてない。
「焼肉じゃ」という阿波弁での語り口調です
さらに、おばあちゃん温かさを表現するために、
メインカラーを寒色の青から思いっきり変えて、暖色系に。
おばあちゃんのイラストも入れました。
もちろん、特徴である「鳴門わかめ茎入り」と表示。
「たか子おばあちゃんの手造り焼肉のたれ」とも表示して、手づくり間もPRしました。
どうでしょうか?
温かい食卓をイメージしてしまいませんか?
もう一度、ビフォー・アフターで見るとこんな感じです。
before
after
「うわー!今夜はこのタレで焼肉食べたい!」
そう思った方、
・・・・大変、申し訳ありません。
さて、実はこの商品、まだ販売が開始されておりません。
この夏くらいの発売に向けて急ピッチ製造中とのこと!
なると物産館では、また旧バージョンのが販売されております。
よかったら、お味を確かめてみてください。
鳴門市うずしお観光協会 なると物産館
〒772-0003 徳島県鳴門市撫養町南浜字東浜165番地の10 |
「今夜は焼肉じゃ」の商品コンセプトなどは、パッケージ松浦 松浦陽司。
デザインは知り合いのデザイナー ライトハウスさんにお願いしました!
ライトハウスさん、ありがとうございました。
FBページはこちら
https://www.facebook.com/pages/LIGHTHOUSE-%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9-/183041255093485
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。